基金訓練からの変更点

●基金訓練の問題点①
就職支援の実効性
基金訓練では、訓練内容が初歩的なものも多く、実際の就職活動には役に立たないスキルしか獲得できないという問題点がありました。
また、訓練認定校は、国からお金がもらえるため、利欲だけで訓練認定校となる企業や学校があり、不十分な設備、学習内容で行われてしまうなど訓練校の質の低さも指摘されていました。

●基金訓練の問題点②
求職者側の明確な就職意欲
受講生の中には、給付金を受給するためだけに訓練を受けている人も存在していました。
そのような人は、学習意欲に欠けるため、必要なスキルを身につけることができず、就職まで至れないケースも多かったようです。

「就職支援の強化」「就職意欲の明瞭化」へ

補助金や、給付金を受給するためだけの受講を黙認されてしまう土壌のおかげで、やむない理由で離職している求職者への就職への道を切り開くための制度であるにもかかわらず、その目的を果たし切れず、全体的に緊張感に欠けたものとなっていました。

求職者支援訓練は、そのような問題点を見直し、より就職支援を強化した形で再スタートしました。

以下に、基金訓練と、求職者支援訓練の給付審査・条件等の違いをまとめました。

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